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ノミ

オペラ男の歌声を聴いて私はクラウス・ノミのことを思い出しました。
クラウス・ノミは、80年代初頭にアルバムを出していたドイツ出身の歌手なのです。
初頭すぎて、私はリアルタイムで彼を捕まえられませんでした。

80年代は何が徒花で何がコンサバティブなのかよくわからない有様だったと思ったりするのですが、そんな中にあってさえノミの板塀みたいな髪の毛や、いま見ると時に片岡鶴太郎に似すぎて見える白塗りの顔はやっぱり幾分奇っ矯だったのかも。

見た目のことはオプションとして、その歌唱はまさにユニークなものでありました。
アルバムに入っている曲の多くは先人のカヴァーであったり、オペラの曲であったりするようですが、80年代ポップスのアレンジにのせて炸裂するクラシカルな歌声にはいつも不意をつかれたような気がして、けれん味以上の単にすばらしいものを感じてやまないのであります。

アルバム2枚を残して死んでしまったクラウス・ノミでしたが、何年か前に伝記映画が出来ていたのだそうです。その縁起により改めて彼の音楽に触れたひともいたわけで、それはたいへん結構な話だと思うのであります。

Youtubeをのぞくと昔日のPVからライヴ映像まであったりして、それを眺めておりますと時折はっとして、漠然と神々しいものをかいま見たような、なにか自分には触れられぬものの気配を聞いたような気がいたし、それはもしかしたら人の魂と云うものかもしれないと考えるのでありました。

Nomi Song:これは愉快ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=uKYpepxGkyY

The Cold Song:生オーケストラでバロックオペラを歌う。この半年後に逝去。
http://www.youtube.com/watch?v=C_A6IR58Htg

Samson and Delilah:世にも美しいD級スペースオペラ、という感じの映像。
http://www.youtube.com/watch?v=kQeWvFPb5zA&NR=1

| 音楽 | 23:09 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

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ダブ郎さん

クワイエット・ライオットのシンガー、ケヴィン・ダブロウが死去したというニュースを見て、ワッとか言うのでした。写真が添えられていなくとも思い浮かぶかつての姿。売れた曲。陳腐なビデオ。それは昭和の記憶なのでありました。

執心だったわけでもないのに、彼らのことはそれなりに知っていたような気にさせる。
そんな影響を残すほどに、隆盛だった頃の彼らは莫大な情報量を発信していたのであります。だけど今思い出せるエピソードは一つだけ。カヴァー曲のヒットでお金も入り、有名になり、いちいちデカい口をきくというダブロウさんの態度も知られるようになった頃、彼は雑誌のインタビューでこう言っていたと記憶します。「今では財布の中身を確かめずに、ステーキを注文できるようになった」と。

今思い出してみると…。実はヒットの規模ほど儲かってなかったのかしらん、とも考えてしまうのですが。
それから、曲は…。これはビデオとかになってなかったと思いますが、飛行機事故で死んだかつてのメンバーに捧げたという、Thunderbirdという曲が力強いバラードでよかったと思います。

| 音楽 | 23:15 | comments(4) | trackbacks(0) | TOP↑

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Koenji Trance Dance Festival 2007:day2

阿波踊り
高円寺阿波踊り・2日めは南口商店街沿いのルートで見物するのでございます。

南口の商店街は、駅前からPalという屋根付きのアーケードが始まっていて、そこを南下するとやがて屋根のないLook商店街に至るという道筋。居並ぶ店々は常のようにオープンし、煌煌と灯りをとぼし、色とりどりの品物を並べているのであります。その前にはしかし、餡このようにギッシリと詰まった見物人の層が。左から右から見る阿呆が圧倒する隘路を、昂然と提灯を掲げ踊る阿呆チームがやってまいります。

阿波踊りのチームは連(れん)と呼ばれ、各々ダンサーとバンドから成ります。ダンサーの構成は、法被などを着て脚を出した男性ダンサーと、草を編んだ笠にロングドレスの女性ダンサーを置くのが基本形のようで、連ごとにまた別のタイプのダンサーを入れたり、小道具や衣装など様々なオプションを加えて独自の編成をするのであります。
バンドもしかりで、三味線・横笛・パーカッション類をどう組み合わせ、どんなアレンジで伴奏するかはそれぞれの連しだい。そういうことで、共通の基本形をもちつつも、ダンスと音楽は連の数だけバリエーションをもつことになるのです。

一所に立って、連がもたらすそのバリエーションを次から次へと眺め続けるのも楽しいし、一つの連のお尻にくっついてそぞろ歩きつつ、その繰り返し繰り返す律動と節回しに耳を傾けるのも悪いはずがございません。何やらトランスに誘われ、あやしい心持ちがするのであります。

暗く静かな住宅地の中を神経繊維のようにピカピカ光って伸びているLook商店街で、観客は豆のようにピョンピョンはぜ、手を振り回したり叫んだりして、袖が触れんばかりの目の前を通過していくチームに盛んな信号を送っています。提灯をひらめかせて着地した法被の少女達はけれど、互いの目を見交わして笑い声をあげ、忽ち走り去ってしまうのでした。


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Koenji Trance Dance Festival 2007

阿波踊り
高円寺阿波踊りを見物して参りました。

一つ云えるのは、ビールの価格には開きがあると云うことです。
迷っていると結局買わないものですが、ここで二つめ。
ビールを飲まないと夜気は涼しいのでございます。

明日もやっているよ。


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謎の円盤UFO

9日、変態バンドとして名高いTOOLを見学してきました。
変態とはこの場合、尋常ならざるマニアックな音楽性に対して言うものらしうあります。こんな変なアイデア、変な曲、変な演奏をよくもまあ実現したものだという実のところ敬意を込めた呼称。それが「変態」なのであります。

そんな変態さんたちのステージには、四枚の大きなスクリーンを背景に大変地味な外人がまず三人。ギターとドラムとベースです。さらによく見るとドラムセットの横にマイクスタンドが立っていて、そこにもう一人のメンバーであるヴォーカルのMaynard James Keenanがいます。照明も当たってなくて全然シルエットしか見えません。一瞬何で?と思いますが、…深く考えないことにしました。

マニアックに見ればいろいろあるのでしょうけど、私に察知できるTOOLの変態ポイントとしては楽曲のリズムでございます。複雑で煩雑なリフレインの組み合わせが不思議に有機的な律動を形作り、恐ろしく難解でありながら単純にカッコいい曲になっている。その譜割は数えると迷いますが、本能に従って読めば桃源郷に至る、頭からではなく体から入って感情を捕まえる音楽なのです。原初的で祝祭的、ダンサブルでさえあります。踊れませんが!

こうして地味な三人は地味な絵ヅラからあまりに分離した音楽的スペクタクルを続け、私の隣では白人青年が踊り狂い、ステージを指さして笑っている者、呆然と口を開けて見ている者、ピラミッドとかUFOとかなんだかエソテリックな図形とか怪しげなものをしばたたかせているスクリーンの前で、影だけになった体をクネクネさせている変な人の歌声はとてもリリカルだし、私いったい今どういう集会に来てるの?などと我に返るのもばからしい有様です。

あの、最新作のタイトル曲だと思いますけどめっちゃシャーマンな曲ありますよね(注・ちゃんと説明しましょう)。あれの時にスクリーンの後ろにでかいバックドロップが浮かび上がったじゃないですか。目玉もようで一杯の真っ赤な絵がですよ。いつからそこにあったんだよ!って感じで。あの時私にUFOからのお知らせが来まして、つまり言葉っていうのは本質を運ぶための送信形態として優れているわけだけど、本質そのものではないんですよね。だからいくら書いても聞いても読んでも、言葉を見ているのでは本質のことはわからないってんです。

あーあ。
ライヴは19時ぴったりに始まって21時ぴったりに終わったのでした。もっと見たかった。最後にメンバーがドラムのヘッドかな?透明なフリスビーみたいなものを投げました。ギターの人が投げた一枚は天井の照明器具にぶつかって、まっすぐ本人の元へ戻っていったのであります。ミラクル。

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Extreme the Dojo

渋谷クアトロにて行なわれたExtreme the Dojoというメタルのイベントから帰ってきたところであります。タイトル通りに毎度エクストリームな、すなわち標準よりちょっと激しめのバンドを出してるシリーズ企画。今回の出演はNAGLFAR、SATYRICON、そしてCELTIC FROSTという三者でございます。

一番最初に出たNAGLFARはスウェーデンのバンドで、私は初めて聴きました。アー写(アーチスト写真)を見ると目張りのハゲが眉間にしわを寄せていて怖いのですが、実際の彼らはカジュアルな雰囲気のナイスガイ。楽曲はなるほどスウェーデンぽいと申しますか、DARK FUNERALとかと相通ずる響きがあるような。

ノルウェイのSATYRICONは見たかったバンドの一つであります。元来は二人組だけど、ライヴをやる際はサポートメンバーが加わって人が増えます。今回は女性のキーボーディストを入れた六人編成のバンドだったみたい。でもよく見えなかったのです。
ヴォーカルのSatyrは一曲ごとにMCを入れて観客と積極的にコミュニケート。その様子も含めあまりアンダーグラウンドな空気を感じさせません。知っている日本のアーチストとして「NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)って感じでいいバンドだった」とバウワウに言及したと思うへたれヒヤリング。意外です。そしてドラマーのFrostについては、今晩あらゆる人がFrostの凄かった話を書いていると思うし、正直ドラマーの技術について私はよくわかんないので控えますけれど、ただ事ではなかった、これだけは言えると思います。速いパートでのリズムの詰め込み方が彼ならではの感じです。最後に昔日の名曲"Mother North"をやってくれたのが大変よかった。

そしてスイスの伝説的なCELTIC FROST。よもや日本で彼らを、しかも21世紀になってから観ることができようとは思いもよりませんでした。昨年リリースした13年振りだかいう新作もそこそこに、フタを開けてみれば昔の曲がてんこ盛りの驚愕セットリストであります。どれも本当に変な曲なんですよ。独特の癖がある。これまた作曲技術について私はよくわからないのですが、コードとかリズムの進行が通常通りじゃないのかもしれない。どこかスッキリしない不安になるような音がして、やはりスッキリしない粘ついたリズムがある。オリジナルテイクより一段と粘っこく演奏される昔の曲の合間に今の曲が入ると、両者はいかにもすんなりつながるのであります。ヴォーカリストでギタリストのThomas Gabriel Fischerが恐ろしく邪悪な音色の引きずるようなフレーズを当たり前のように弾いている姿を見ればむべなるかなで、これが手癖と言いいますか、やろうと思ってのことじゃない、なぜだかそうなっちゃう、それが才能ってものなんだとしみじみ感じた次第なのでございます。唯一無二。すばらしい。"Dethroned emperor"が最高でした。

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LOUD PARK 2006(長)

15日のダメなモブログに当時の様子がメモしてありますが、ヘヴィメタルの祭典「LOUD PARK 2006」@幕張メッセに行ってまいりました。10月14・15と2日間やったうちの2日めに行ってきたのであります。

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へたれた日

Thrash Domination行かなんだ。
2、3日前から具合が悪くなってしまい、直前まで迷いつつチッタのサイトなど見たところVENOMの病欠を知り心が折れました。もう残念。何もかも。どーだったんでしょ。

それはともかくCronosが「感染性の重度の肺炎」だそうなので、ちょっと心配であります。健康って大事っすよ。

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こんな話

オフライン作業が忙しく、更新がとどこおっております。
こんなニュースを見た。

■メタリカが子守り唄に

Yahoo! ミュージックの記事によると、このたびメタリカの楽曲が子守唄として発売されるそうであります。Baby Rock Recordsというレーベルが自信を持ってお届けする「Rockabye Baby!」というシリーズの中の一枚なのでして、メタリカのものも含めた発売予定作品のリストがレーベルのサイトで見られるのであります。ジャケットの絵をクリックして商品紹介ページに行くと試聴もできるよ。お父さんお母さんが歌詞をうたってあげて欲しい曲がいっぱいですね。

■トリビュートバンドの謎

先週ぐらいに、ちくし哲也の番組でトリビュートバンドちゅうものを紹介してたですね。トリビュートバンドとはただ楽曲をなぞるに飽き足らず、衣装からステージでの動きに至るまでも本物そっくりにコピーせんと努力しているなりきりバンドを指すみたいです。
しかし例として登場したQUEENのトリビュートバンドには、まるで波平のように禿げ上がった見事な腹のフレディ・マーキュリーが。御本人との共通点と言ったら口ひげぐらいのもので、まるで似ていない。けれどもそのあまりに際立った外見ゆえ、華美な衣装からはみ出した腹を震わせての熱唱が不思議な感銘を呼ぶものとなっているのでありました。ママミヤママミヤ。ガリレオフィガロって感じでございます。これはこれでいい人生だなあ。

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赤いやつ

私の持っているギターと同じ型のものがeBayに売っちょった(7月30日まで掲載)。色もおんなじなんですよ。ストラトボディに2ハム、トレモロユニットの付いたこの真っ赤な、とうかい楽器のギター。こうして見ると80年代全開っぽく、そこはかとなくお里が知れる感も漂っております。

ヘッドに書かれているLimited Editionというのは「これといったシリーズに属していない」くらいの意味なんじゃないかと思います。買った時の値段は、たぶん4万ぐらい。小遣いを貯めて初めて買うギターにしては張り込んだわけでして、結果的には良かったと考えております。だけどひとつ不安が…。この楽器を掘り出してから一度もアンプに通してないんですけど、出てきた時の状態や年月もろもろを考えるとでんき関係が死亡していても全くおかしくない。早く確かめようと思いつつ気が重いのであります。

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暗い天体

宅内ブラックホールから腐ったギターを掘り出した話を以前に書きました。そのホコリを払い、腐った弦を張り替え、腐ったギタースタンドをきれいにしてそこに立て、以来何をするわけでもなく日々それに触っておったのでございます。

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万死に値する字ヅラ

まれに見る愚鈍なヴァイブレーションのニュースとは。

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鬼が笑う話

9月17日(日)のチケットを予約したよッ。
見に行けるようがんばります。

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網より

blabbermouth.netのニュースよりおもしろかったもの。

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マラヤのイスラム当局がブラックメタル音楽禁止の件

イスラム教徒が多い国マレーシアで、西洋から入ってきたえげつない文化が伝統的価値観とバッティング。ついに宗教的権威が禁止の裁定を出すまでになったという話をテキトウにはしょりつつダラダラ読むのであります。

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| 音楽 | 02:10 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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