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赤い食卓

両手を使って、チャウシェスクはスライスしたトマトと玉ねぎとフェタチーズをむしゃむしゃ食っている。お気に入りのデザートである。気のおけない友人のあいだでは、いつも五本の指をフォークに使うのだった。アラファトも同じようにする。こちらは相手のしゃべる時間を利用して、蜂蜜の壺に浸して滴を引くバクラバ(ナットのパイ)をがつがつ飲みこんでいる。壺からじかに蜂蜜を食べるのがアラファトの大好きなごちそうなのである。

これは、先日読了した「赤い王朝」という本に出てくる食事の風景です。

70年代末、PLOのアラファト議長がルーマニアのチャウシェスク大統領に秘かに呼び出され、あやしい相談をしながらごちになっているところなのです。なんだか色鮮やかで、いきいきした食事の様子に思えます。まあ、ちっとプリミチブなマナーですけど。

かつてルーマニア対外情報局のトップにいた著者のパチェパ氏が、米国に亡命のち、チャウシェスク政権断罪のために書いた本が「赤い王朝」であります。著者は凄い記憶力で数々の秘密工作を暴露しつつ、合間にいろんな生活のディテールも添えています。

独裁者の食卓。チャウシェスク大統領は自分の口にする食材を特別に、徹底的に管理させたちゅう話なんだけど、料理は案外シンプルなものがお好みのようです。何だか家で作れそうだ。そう考えた私は「トマトと玉ねぎとフェタチーズ」を買ってきたのであります。たぶんサラダのようなものだろうけど…さしもの情報官もレシピの取得はからきしのようで、これらの材料をどう料理してあったのかはまったくわかりません。

050602.jpg

というわけで、スライスしたトマトにチーズとさらし玉ねぎをのっけて、レモンと塩胡椒、オリーブオイルをかけてみたですよ。うーむひと味もふた味も足りない。私は独裁者にも料理人にもほど遠いようだ。

チャウシェスクの好きな飲み物は「オドベシュティの黄ワイン」だそうで、これはルーマニアのモルドヴァ地方にあるオドベシュティ村でだけ作られる「ひまわり油そっくりの色と粘度を持つ」ワインなんだそうです。ネットで検索してみると、オドベシュティの話はないんだけどフランスのジュラってとこにやはり黄色いワインがあるらしい。白ワインをずーっと樽に入れて置くんだそうです。酸味があり、カレーのスパイスみたいな香りがするとのことです。

そりゃおいしいのかなぁ。

| いろいろ | 20:34 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

COMMENT

 意外にくせになるかもしれません、黄色ワイン。面白そうな本ですね。

| GT | 2005/06/03 00:46 | URL | ≫ EDIT

黄色いアイツ
一度ぐらいは飲んでみたい黄色ワイン。
マズッ!てことはないんじゃないかと…。

ちょっとだけ前の現代史は結構面白いと思いました。今につながる根っこがあるなぁとも。

| ぺり公 | 2005/06/04 00:44 | URL | ≫ EDIT















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