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昨今のニュースより

「<召集令状>生徒に配り、『非国民』批判も 福岡の中学教師」。
この見出しに、私は何かキラキラとしたものを感じました。

「非国民」という言葉には純粋な情緒の爆発を感じます。それは理性や思考、法をも超えて、口にした瞬間特定の者を究極的に断罪し、国民共同体の外に放り出してしまう。まるで恐ろしい効力を持った呪いの如しです。

そんな呪詛のようなものを放つ際の気分ってどんななんでしょう。脳がちらりと発した危険領域侵犯の警報もスリルにあふれた冒険と読み替えられ、それが導く虹色の汁の横溢によって絶対正義の地平に立つ極彩色の自分を突如見いだしたりするのでしょうか。義憤と熱い涙が覆う、悪と善との鮮やかな2色刷りの理想郷。先生の頭の中、どんな気持ちいい汁が出てんだよ!!私にも分けてくれよ!と砂糖壷にたかるアリのような気持ちになり、見出しを強くクリックしたのでありました。

しかし内容はこんななのです。

(抜粋)
町教委の説明によると教諭は10月27、31日に「第二次世界大戦とアジア」の授業をした。教諭は副教材に掲載されている「臨時召集令状」をコピーし、裏面に戦争に「いく」「いかない」の、どちらかを丸で囲ませ、その理由を記入させた。

「いかない」と回答した女子生徒の一人が、理由に「戦いたくないし死にたくないから。あと人を殺したくないから」と書いた。これに対し、教諭は赤ボールペンで「×」印を付け「非国民」と書き入れて返した。(Yahoo/まいにち新聞)

おや。記事を読む限りでは先生の授業の意図も、「非国民」との評価の意図も分かりません。そのわりに見出しがえらく強力なのは、単に内容を圧縮したからなんですかね…憶測しようとすれば、どんな方向にもいかなる形にも発展しそうです。同じ出来事を報じる他の新聞社の見出しは、ちなみにこんな感じ。

見出しリスト
-「戦争行かぬ」に「非国民」 福岡の中学校で召集令状配る(中日新聞
- 中学授業で「召集令状」配布、不戦の生徒に「非国民」…福岡(よみうり新聞
- 授業で「赤紙」配布 戦争拒んだ生徒に「非国民」 福岡(あさひ新聞
- 中学教師、生徒へ召集令状/福岡(日刊スポーツ九州
-「召集」拒むと「非国民」 中学の社会科授業で教諭(ライブドア/共同

「非国民」はやっぱり刺激的なアイキャッチとして見出しに入れたいのだろうなあ。それでどの記事でも見出しの言いたげなことと内容が示唆することに絶妙のズレを感じてしまいます。関係ないけど「いく」「いかない」選べる召集令状はいいかも。それとまいにちの記事で「いかない」の理由として「家の事情」というのもおもしろかった。いろいろバカな妄想ふくらませてごめんなさい、先生。

| いろいろ | 03:49 | comments(4) | trackbacks(0) | TOP↑

COMMENT

非国民と言われるとショックなのかなあ
年末でふやけた脳みその私には
分かりません。
別に私は平気だけどなあ

この売女 とか。
売国奴とかのほうがインパクト強いと
思うんだけど~

いぁ・・・これは言葉のインパクトの問題じゃなかったんですね。

世間はプチナショナリズムと厭戦の寄せ鍋

| ちゃる | 2005/12/19 16:25 | URL | ≫ EDIT

またもや
子どもの頃、イタズラをすると、親から「そんなことばっかりしよったら非国民って言われるぞ」と怒られていたワシです(笑)。親はギリギリ戦前生まれ。時々アメ公とかGHQとか、天皇陛下万歳とかいう人。ワシもこのニュース、「目立たせたいのは非国民って言葉だけじゃん(涙)」と思ってしまいました(^_^;)。

| なお | 2005/12/19 22:34 | URL | ≫ EDIT

青年日本の歌
 ♪汨羅の淵に波騒ぎ巫山の雲は乱れ飛ぶ
  混濁の世に我立てば義憤に燃えて血潮湧く♪

「非国民」と聞いておもわず口ずさんでしまいました。ともあれ、この先生は、日本が帝國であったころの、緊張感を生徒に想像させたかったんじゃないでしょうかね。

「非国民」「売国奴」、たしかに破壊力のある言葉でありますが、私は「国賊」がイチオシ。さ、口に出してみてください「コクゾク」。なにかこう、舌の上からするどい射出音とともに強固な意志がほとばしるような気がします。
撃ちてし止まん。

| 棟田伍長 | 2005/12/20 20:21 | URL | ≫ EDIT

もうすぐ楽しい天長節
>ちゃるさん
先生の評価が「非国民」だった日ですね。
非国民の意味がわからなくて、家に帰って親に聞いただかいう話ですよ。
「売女」だったら授業の意図はどうあれ非難囂々だったでしょうね。
その場合の見出しは、変態教師の可能性までをも示唆する内容になっていたかもしれません。

>なおさん
内容不詳のうちから言葉尻に反応しちゃってる感じですよね。報道。
ところでうちの母も空襲に遭ってる年代なんですよ。
今でも天皇の系譜を暗唱可能、そしてライトウイングの車が来ると一緒に歌い出します。
ただ今では天皇陛下のことは天ちゃんと呼び、米国は嫌いではないようです。ロシアは永遠にソ連みたいだけど…。

>伍長さん
>この先生は、日本が帝國であったころの、緊張感を生徒に想像させたかったんじゃないでしょうかね。
これはなるほどと思えます。
濁音で始まり濁音で終わる「売国奴」もキツい響きですが、「国賊」。
「o-u-o-u」という、口をすぼめたまま圧縮空気を同一リズムで発射させる母音の並び、カ行の鋭い響きがたまらなく攻撃的です。
国賊〜。

| ペり公 | 2005/12/21 04:18 | URL | ≫ EDIT















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