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マラヤのイスラム当局がブラックメタル音楽禁止の件

イスラム教徒が多い国マレーシアで、西洋から入ってきたえげつない文化が伝統的価値観とバッティング。ついに宗教的権威が禁止の裁定を出すまでになったという話をテキトウにはしょりつつダラダラ読むのであります。

■マレーシアのファトワ評議会「ブラックメタル」を禁止

マレーシアのイスラム当局は月曜、「ブラックメタル」音楽はリスナーを宗教に逆らわせると述べ、イスラム教徒には容認しがたいと裁定した。

ブラックメタルはハードロック音楽の系統だが、しばしばオカルト的イメージや歌詞を用いる。1980年代初頭ヨーロッパに現れ、いまだアンダーグラウンドなロックファンに限られた人気ながら近年になって東南アジアにも侵入してきた。

国王が精選したイスラム法学者から成る全国ファトワ評議会(The National Fatwa Council)は月曜、ブラックメタル音楽のテーマはイスラムの禁じるところであると述べ、それらがイスラム教徒を信仰から離れさせ、飲酒や性的不品行にふけらせるかもしれないと主張した。

当局はブラックメタルバンドを結成したイスラム教徒を告発できるようにする新法の制定を計画していると、評議会スポークスマンShukor Husin氏の話を国営ベルナマ通信が伝えた。「我々の社会でこうしたバンドのメンバーが増えることを防ぐために努力している」Shukorはこの問題の調査にあてた評議会の会議のあとでそう話している。

マレーシア国民2,600万人のうち約60%がマレー人のイスラム教徒で、彼らは国の世俗的な法律と共にイスラム法にも従っている。評議会の裁定は、華僑・インド系のマイノリティ(主に仏教徒やクリスチャン、ヒンドゥー教徒)には影響を及ぼさない。[AP/Jerusalem Post(部分):1月23日]

なんでも去年の大晦日に「ブラックメタルのライヴ」だとされる催しがあって、客が380人捕まったそうなんですよ。容疑としては薬物使用など。それで一部には、これは避けるべき文化なのかどうか、イスラム的にどうなの?という声が上がり、それを受けて専門家が下した裁定がこれ。イスラム法に抵触するということなんですが、新法うんぬんの話も出てきてよくわからんことに。

一方マレーシアのThe Star紙は、インターネット版で以下のようにファンの意見を伝えております。

■ブラックメタルはサタニズムと関係ない ファン語る

ブラックメタルは他のあらゆる音楽と同じく、ただのジャンルであるとレコードレーベルDemonzendの設立者Joseph Prabagar氏は述べた。「私の知る限り、ブラックメタルと関わっているサタニズムやカルトはない。当局は『ブラックメタル』の意味するところをきちんと定義しないといけないだろうね」と彼は言う。

Prabagarは、最近では多くのバンドがブラックメタルだけでなくトラッシュメタル(※原文ママ。泣)、デスメタル、またヘヴィメタルを演奏していると話した。「かなりの重なりがある。ブラックメタルが実際に何であるか、定義するのは難しいんじゃないだろうか」

「言葉自体は、1980年代に出たVENOMの"Black Metal"というアルバムから取られている。それはサタニズムで遊んでいるものなんだ。サタニズムとブラックメタルを結びつけるなんて、私にしてみたらばかばかしいだけだよ」

バンドでプレイする学生のMohd Khairul Idzham氏(25)は言う。「音楽はナイフみたいなもの。それで何をしたいか、決めるのは手にした人だ。ほんとうに、それをどう使うかによるわけだけど、ブラックメタルもまた音楽ジャンルの1つにすぎないんですよ」[The Star(部分):1月26日]

マレーシアはけっこうエクストリームな音楽性のバンドがいるような気がする。だが言われてみれば、60%がイスラム教徒。イスラム教徒もいろいろってことですが、宗教家や熱心な信徒からすればいろいろじゃ困るのだろうな。

続いて同じくThe Starから、信仰と世俗相半ばする立場よりのコメント。

■ブラックメタルは選択

イスラム開発局(Islamic Development Department, Jakim)によれば、ある宗教の教えを他の信仰を持つ人々に強いてはならないということから、たとえイスラムの教えを逸脱するものであっても当局にブラックメタルを禁止させることは不可能であるという。

「当地のイスラム教徒は異なる信仰を持つ人々と共存しており、他の人々がそれを聴いているのに、政府にブラックメタルの禁止を求めるのは正しくない。我々は繊細になるべきだ」Datuk Mustafa Abdul Rahman局長は述べた。「他の宗教指導者たちも、信徒たちに良いことをして良いものを聴くよう望むだろう」

Mustafaは、同局にとってブラックメタル音楽は懸念の源だとし、それが単なる音楽の1ジャンルである一方、その文化はしばしばフォロワーをサタン崇拝、反逆、殺人、また憎悪を駆り立てることへ導いてきたと特に述べた。

こうした文化の実践者たちに対処する効果的な方法は、その危険性について彼らを教育することとカウンセリングを行うことだとJakimは確信している、そう彼は続けた。「それが何であるか、どんな結果をもたらすかよく理解しないまま引っかかってしまったと思われるフォロワーには、集中的なカウンセリングを行うつもりだ」と同氏は昨日の記者会見で話した。[The Star(部分):1月28日]

法学者は宗教法に基づいて裁定していましたが、この開発局の人は宗教上の懸念を示しつつも、世俗の法の範疇でこの問題をどう考え、対処しうるかという話をしていると思います。最初の記事の記述を見るとマレーシアでは国全体に適用される「世俗的な法」とイスラム教徒の規範となる「イスラム法」が分離しているようなので、たとえ宗教的権威の裁定が出たとはいえ、またたとえイスラム教徒限定であったとしても、国全体に適用されるはずの世俗の法を差し置いて、そこに規定されていない罰則をイスラム法に基づいて科すのは望ましくないかも。

実際にはこういうカウンセリングとかで済むのかもしれない。とはいえ共同体に居づらくなったり親に泣かれたりする可能性は大いにアリです。

| いろいろ | 02:10 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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