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日暮れどき

おとついの日暮れどき、常なら空に映えるだけの夕焼けが地表にまで重々しく降りてきて、空気のすべてがダークな桃色に染まるという大変サイケデリックな現象が起きました。勤務先の窓から見える光景に驚き外に出てみると、街全体が桃色の水に沈んでしまったかのようで、ぽつぽつと行き交う人々も皆アンハッピーなピンク色に泳いでいるのであります。ヘヴィネス。そして嵐の予感。天気予報ではまさしく台風到来を告げておりましたが、翌日ひとしきりの雨ののちに台風は逸れていったようなのでした。

8月は太平洋戦争を振り返る行事や番組が目につくのであります。
この戦争のことを最初に知ったのはいつ頃だったろうと思い返しても定かではありません。だけど小学校に入ってのち親がいろんな本を与えてくれたと記憶しています。戦災経験者の手記などでありました。別に戦争の本ばかり読ましてくれたわけではないんですが。

そうした手記から最初に受けた印象というのは恐ろしさで、恐ろしさを象徴するものは小さく添えられた焼死体の写真でありました。それらの死体は親族のお葬式で見かける清められ整えられた遺体とは全く違って、黒くがさがさになっており、裸で奇妙な姿勢を取ったまま固まって路傍に並べられているのです。暴力的な死に様なのであります。そんな写真をまじまじと観察した日は、床につくと暗くなった自分の部屋が広大な焦土に変わって、そこここに煙や熾き火があり、くすぶる住宅の残骸があって、隣には焼死体が寝ているような想像に苛まれ寝付けなかったのであります。

夜寝ていても空襲に遭わないことの素晴らしさや、戦火で家族を失った人の心情(※今ここで書いているのは心情の話)がいくぶん理解できるようになったのはずっとあとのことであります。

| いろいろ | 14:50 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

COMMENT

イメージ
Zepの聖なる館のジャケを思い出しました。<光景
ありゃオレンヂでしたな。失礼。

私も、体験者の表現した戦争しか知らないのですが
一番キツかったのは沖縄で集団自決した洞窟を見に行った事。
落盤の危険があるので当時既に立ち入り禁止の処だったんだけど
欠けた茶碗や、生活臭が残っていて悲しかった。
そして回収されてない骨まで在ったんだよ。
そこだけ空気が止まっていたよ。

| あさひ | 2006/08/12 01:44 | URL | ≫ EDIT

洞窟
私は沖縄に行ったことが1回もないんだけど、もし行くことがあれば戦跡も見てみたいです。
骨があるっていうのはショッキングだな…。
欠けた茶碗なども敢えて残してあるものなんだろうか。
当時の様子を伝えるためには強力な存在であるとは思うけれど。

| ペり公 | 2006/08/12 15:15 | URL | ≫ EDIT















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