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偽典古代史

本年私の脳内から発掘された木簡より。登場する人物・事件は実在しません。

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今様常世蟲(いまようとこよのむし)

東国(あづまのくに)の巫(かむなき)曼椒稼頭子女(ほそきかずこのめ)、容貌(かたち)魁偉にして有黒点(くろまだら)なり。其の声(おと)裂くるが如し。種種(くさぐさ)の奇(あや)しき術(ばけ)学びとれり。是に由りて富を致し、更(また)天奇(あめっくす)の黒牌(ぶらっく)得て、京都府(みやこ)に豪邸(いえ)起つ。威(いきほひ)を世に取れり。

是年(ことし)稼頭子女、俳優(わざひと※注一)小佐流(をさる)に勧めて、神語(かむこと)に託(の)せて曰はく、「汝(いまし)の名非(わろ)し。即ち悶喫奇異(もんきっきい)と新むるべし。」といひて祓除(はらへ)せしむ。小佐流信(う)けたり。時の人等大いに驚き怪びて響(とよも)す。稼頭子女が豪邸、福(さいはひ)を求むる人等(ひとども)四列(よつら)を門(かど)の外に成し、以て費えること無くして益すところ甚(にへさ)なり。

時に童謡(わざうた※注二)二首有り。

- 岩の上(へ)に小猿米焼く米だにも食げて通らせ山羊(かましし)の老翁(をぢ) ※注三

- 天つ奇(あめつくす)曼椒(ほそき)種種(くさぐさ)奇(くす)し木を食げて通らせ常世の蠢虫(いもむし) ※注四

時の人、謡(わざうた)の応(こたへ)を説きて曰はく、「『小猿』は小佐流がことなり。『老翁』といふを以ては、稼頭子女の容貌さも老翁(をやぢ)に似たるを喩ふ。」といふ。更曰はく、「第二(つぎ)の謡に『曼椒』といふは稼頭子女がことなり。『常世の蠢虫』といふも復(また)稼頭子女ぞ。奇しき術を以て、利(くほさ)求むること甚(はなはだし)。遂に自らを喫(くら)へる兆(きざし)なり。」といふ。
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※注
 一、わざひと = 滑稽なしぐさで歌舞などをする人。
 二、風刺の意味を込めた歌を子どもらに歌わせ広めたもの。
 三、日本書紀、巻第二十四、二年十月の項に有り。
 四、不詳。

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