PREV| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

≫ EDIT

ふたたび公園

きょう公園の池では、岩という岩の上に亀が乗っていました。
彼らは日差しを浴びながら、暑い砂漠のトカゲみたいに片側の手と足を宙に持ち上げています。ある亀などは女の拳程度に水から突き出た岩の上で、両足をそろえて真っすぐ後ろにのばし、まるで飛行しているような格好になっているのでありました。

鴨の群れに混じって一羽だけ鵜みたいなのがいます。その鳥は繰り返し繰り返し潜って、水の中を全力疾走しているのであります。その速いこと、泳ぎの滑らかさを見ると、空を飛ぶことも出来る生き物とはとても思われない。けれどもとなりの池にいる空中戦艦のような鯉の他は、魚が少しもいないのであります。鵜はもぐり続けて、ついにはその姿がまるで見えなくなり、ただ水面が激しくうねっているばかりになりました。

飛行する亀の両手はそっと水に浸されており、冷たい液状の世界と連絡を保っています。鵜は空腹のまま亀のいない岩の上にあがると、翼をめいっぱい広げました。暗く鮮やかな紺色の生き物なのであります。翼は茶色く、すっかり濡れた羽毛はウロコのように見えます。細長い首をもたげている姿はドラゴンの類いみたいで、その偉容にひかれて人類が集まってくると、鵜は気まずくなって再び水面へ飛び降りてしまうのでした。

| いろいろ | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://periko.blog5.fc2.com/tb.php/464-de7c17bc

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。