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去りにし鳥々


青い方、黄色い方と書いている拙宅のインコには名前があります。
インコたちがやって来た日、運搬カゴを覗き込んだ老母が「こっちは青いから、ブルーのルーちゃん。こっちは黄色だからイエローのローちゃん…だと響きが似ちゃうから、ロンちゃんね」とたちまち勝手に名付けてしまったのです。ええ~っ。とは思ったものの、用意していた名前があったわけでもなく、なし崩し的に「ルーちゃん」「ロンちゃん」が確定してしまいました。

以前に、全く同じ色のペアを飼っていたことがあります。青いオスの鳥は早くに死んでしまったのですが、黄色いメスは長生きしました。ババという名前だったのです。若い頃からババです。背中の縞模様が多いところや、小柄なところがロンと似ていて、うっかり「ババ」と呼びかけそうになることがあります。

ババはひどく無口で人間にも他のインコにもなつかず、13年間ほぼ黙って暮らしていました。最後の数ヶ月は足が立たなくなり、頭の毛繕いができなくなったことから、私が掻いてやっても嫌がらなくなったのであります。いま思い出しても不思議ですが、ある朝私は「ババが死んでいる!」と驚きながら目覚めました。カゴにかけた布を取り去ってみると、果たして彼女は、寝床にしていた皿巣の上で死んでいたのであります。

ババも、私がかつて飼っていた他の鳥たちも去っていってしまいました。ひとつひとつの個性であった彼らは、普遍の中に消えました。彼らの体はばらばらの元素になって、今もこの世にあります。魂のことはよくわかりません。けれど彼らは何か貴重なものを、ただただ人間にくれたように思えます。動物と生活を分かち合うことは、何と尊いことだったのでしょうか。

| いろいろ | 14:32 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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