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何処へ

080429

「アルケミスト」
パウロ・コエーリョ著 角川文庫

この表紙の絵に見覚えがありました。
いつ見たのでしょう。これは、読んだことのない本なのであります。
ブラジル人の書いた小説で、宝物を探しにいく少年の物語だと云います。
私はあまり小説を読みません。しかし時たま唐突に、これという本が出てきます。
過去にその「前兆」が来たのは、アマール・アブダルハミードの「月」、カミロ・ホセ・セラの「二人の死者のためのマズルカ」を読んだときです。私は「アルケミスト」にも似た前兆を感じ、小さな文庫の本を買い求めたのであります。

半日ぐらいで読み終えました。
とても簡単な物語で、少年は宝物を探しにいくのです。
というか、自らの得た前兆を行動によって全うする決意をするのです。
「仕事を捨てて夢を追いかける話」と書いたらたぶん不正解です。
そこは本質じゃないのだと思います。
この少年はそして、本当は少年ではなく大人のような気がします。

物語は本を開いてみなければわかりません。
読み終えるとそれはほどけて、言葉も名前もすべての象徴も分解してしまいます。
その時、物語が何で出来ていたかがわかるのです。

物語の最終盤、193ページから以降の展開を私は全部知っていました。
知っているからには読んだことがあるはずなのですが。
それがいつだったか、少しも思い出せません。

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いわゆる日記

強い印象を得ると、頭の中では過去のデータを検索し始める。
以前に見たとか、知っている何かと照らし合わせようとする。
当てはめるべき定義を探している。
そのせいなのか、何を見てもノスタルジックだ。

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福田やすおです。

ふくだ内閣メールマガジンは、発行に莫大な税金が使われているのに内容は愚痴やボヤキばかりであり、道義的にいかがなものかという大衆紙の記事があります。

私はと申しますと、

  1. メルマガの原稿を秘書に口述しながら、ボヤキのあと片目をつむってみせる福田やすおを強く想像。
  2. 句読点「。」を全部「w」で脳内置換。「ねじれ国会w 福田やすおですw」
    「私は、いかなる課題についても、野党の皆さんと話し合う用意がありますw」

こういう感じで乗り切っています。どっちかというと1がお気に入りです。
ふくだメルマガをhtmlメールにする計画があるそうで、実施の暁にはリテラシー低いと一斉に言われるのでしょうけど、無駄なデコメールになったふくだメルマガに私は期待しています。ピンクの地になんかキラキラしてほしい。わけもなくリラックマとかいてほしいです。似顔絵もいっぱいで。

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虻のホバー 蝉の亡骸

蝉

虻が宙に浮く春の日。近所で蝉が死んでいるのであります。

間違った季節に蝉が出てくるということはあるんでしょうか?
何かが変だと告げるのは本能ばかりで、それを黙殺するのも本能であり、プログラムの裏で悲鳴を上げるかすかな洞察さえも彼らにはないのでありましょうか。樹液の味はよろこびを与えず、何も起こらないことに希望とも絶望とも名を付けないのでしょうか。

そうだとして何になりましょうや。
今やすべては過去になり、残るのは解体を待つ実在だけなのであります。

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俺とおまえに分かれる世界

なんとかみんぞく至上主義っちゅうのは、「この民族に生まれただけで俺最高」という、俳句の書式にまとまるきわめてコンパクトな、かつ絶対的な価値観なのだと想像しておりました。

一方そのフォロワーたちが、「この民族」じゃない奴らを見いだし続け、俺みたいに最高じゃない奴らを定義し続けているように見えることがあります。「この民族」に生まれただけで最高なら、それですべては完了じゃないんだろうか。「この民族」じゃない奴らを低いところに置いたら自分の高みが自覚できるのだろうか。実はすごく相対的な価値観なのでしょうかね。

だけど「この民族」っていう分類・条件付けが「俺最高」を成立させた瞬間、これじゃない分類・これを成立させない条件も同時に誕生して、「俺最高」の境界線を描いてくれるようになったのかもしれない。だったら「この民族に生まれただけで最高の俺」と同時に、「この民族に生まれていない最高じゃない誰か」を見つけることで、やっと「俺最高」は成立するのかもしれないなぁ。

| 寝言・妄言 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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ふたたび公園

きょう公園の池では、岩という岩の上に亀が乗っていました。
彼らは日差しを浴びながら、暑い砂漠のトカゲみたいに片側の手と足を宙に持ち上げています。ある亀などは女の拳程度に水から突き出た岩の上で、両足をそろえて真っすぐ後ろにのばし、まるで飛行しているような格好になっているのでありました。

鴨の群れに混じって一羽だけ鵜みたいなのがいます。その鳥は繰り返し繰り返し潜って、水の中を全力疾走しているのであります。その速いこと、泳ぎの滑らかさを見ると、空を飛ぶことも出来る生き物とはとても思われない。けれどもとなりの池にいる空中戦艦のような鯉の他は、魚が少しもいないのであります。鵜はもぐり続けて、ついにはその姿がまるで見えなくなり、ただ水面が激しくうねっているばかりになりました。

飛行する亀の両手はそっと水に浸されており、冷たい液状の世界と連絡を保っています。鵜は空腹のまま亀のいない岩の上にあがると、翼をめいっぱい広げました。暗く鮮やかな紺色の生き物なのであります。翼は茶色く、すっかり濡れた羽毛はウロコのように見えます。細長い首をもたげている姿はドラゴンの類いみたいで、その偉容にひかれて人類が集まってくると、鵜は気まずくなって再び水面へ飛び降りてしまうのでした。

| いろいろ | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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公園

天気のいい日に、それを横目で眺めつつ洞窟のような自宅に籠ったままでいるのもまたオツな味。しかし本日はフラフラとさまよい出たのであります。
公園に行きました。木が生えています。
そして、池もあります。

池をのぞくと赤金色の鯉がいて、沈むでなく浮くでもなく、水の半ばに凝っと止まったまま、あるかなきかに胸びれを動かしているのであります。水は澄んでいて、鯉が空中に止まっている飛行船のように見えます。瞑想的な空中戦艦のようです。水と鯉との境界線は鋭く鮮やかで、鯉は明確に自分の世界を保ったまま、それを持ち運んで行くのであります。

この池には以前、有り余るほどの亀がいました。天気のいい日には皆で折り重なって、岩の上で文字通りの甲羅干しをしておったのです。
その亀の姿が今は見えません。彼らは池からあがって、土にもぐっているのでしょうか。そして死んだのでしょうか。

しかしよく水中を観察すると、たくさん置かれた丸い石に混じって、明らかに「これは亀だろ?」という存在があるのです。頭や手足が半端にはみ出ています。よく探すと他にも同様の存在があり、どの亀も半端に手足を出したまま、身じろぎもせず沈んでいます。亀の肺が二酸化炭素でいっぱいになってしまうまで、どれくらいかかるんでしょう。彼らの呼吸はとても遅いのかもしれません。

鳩がそこらじゅうで逸っております。
二羽で一組になり、一方がドゥルッドゥルッと言うんです。
コの字型に並んだベンチに老人たちが腰掛けていました。
その中央で、まさしく一羽の鳩がもう一羽の背に足をかけたところでした。
私と目が合って鳩はぎこちなくなりました。老人たちは皆背を向けて座っているので、自分たちの真ん中で何が起きているか気づいていません。

| いろいろ | 16:49 | comments(1) | trackbacks(0) | TOP↑

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にちかん戦

テレビで蹴球の国際試合を見ました。
相手チームの衣装が、シャツもパンツも靴下も、目にしみるアグレッシブなピンク色。
ピンクの人が次々と寄ってくる。しかもよく見ると、何気にボディフィットな素材感。

解説は金田喜稔氏で、進捗状況のご説明がまるでラジオ中継のように明瞭な言葉で並べられるのであります。しかし、場面が山場を迎えるとその言語体系は突如崩落して、文字に置き換えられない音波の連続に変わってしまいます。
あえて文字にすれば「んにぇああぁーい!」とか「ゅええいいいいっし!!!」とかいう感じ。感嘆はノンバーバルなコミュニケーションなのであります。

| 蹴球 | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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リンパ日記

朝脱いだブーツは夜はけない みつお

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禁煙日記(8)

早いもので禁煙してから1年4ヶ月ぐらい経ちました。
このごろは、タバコの笑顔ばかり思い出します。

一緒に過ごした楽しい時間。
優しくしてくれたこと。励ましてもらったこと。
いいことばかり思い出すんです。
次は、もっとうまくつき合えるんじゃないか…?
と、電話に手が伸びたらビープ音開始だ。

こんなこともありました。
就業中、作業が袋小路に入ってなかなか解決できずにいた時であります。
私は苛立たしく息を吐いて、傍らのタバコの箱を掴み一本取り出しました。
…いや、そんなわけない。そこにタバコの箱は無いし、掴んでもいないし、取り出してもいない。でも、その仕草を確かにしたような気がした。タバコの箱を掴む光景も見えた。過去の経験がまさしく今起きているみたいに、生々しく蘇ったのであります。

一瞬、脳内で起きたことと現実が噛み合ず瞳孔が広がりましたが、あれがフラッシュバックというやつなのかしらん。くわばらくわばらでございます。

| 禁煙日記 | 22:55 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

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残業日記

| いろいろ | 00:52 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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書き忘れていたこと

がっけんは、人に言わせれば確かに学習教材大手かもしれないが、私にすればムーなんかを出している学習教材大手であります。そんながっけんの子会社に望むことは、ムーなんかを出している学習教材大手として恥ずかしくない地球儀を販売してほしい、これだけでした。

ムー、アトランティス、レムリア大陸の表示はもちろん世界の宇宙人基地、エネルギーライン、フリーメーソン支部、日本全国のピラミッド、青森にあるキリストの墓まで、すべてを網羅した地球儀。そしてそのオカルトと陰謀論にまみれた世界の姿を、食い入るように見つめる中国工場の従業員。

| 寝言・妄言 | 23:44 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

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根源のダルマ

20080203184941
東京にしては降ったよ。

| もブログ | 18:49 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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近況

20080130135638
今月のざんぎょうじかんが50じかんになりました

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数式のスートラ 入門書ぐらいで人はどれだけのことができるのか(2)

Flashは動く絵を描ける楽しいソフトウェア。
ぐらいの認識だったのに、最近のFlashは目がギラギラしていて昔のあいつじゃない。
アドビがみんな変えちまったんだ。

今やカイラス山の頂に立って鼻から光線を出しているFlashを理解するための書、「詳細 ActionScript3.0入門ノート」(ソーテック)を購入しました。ActionScriptというのはそんなFlashに命令することが出来るマントラです。最近それが抜本的に作り替えられ、新しいバージョンになったという話なのであります。
私は旧バージョンのActionScriptだってうっすら使ったことがある程度なので、3.0がどれだけ異なるものになっていたにせよ、逆に戸惑うことはないだろうと思っていました。

しかし、ページを開いてまずびっくりです。
バージョンがどうとか、相違点がとか、そういうレベルの話じゃないです。

何が書いてあるのか、全然わからない。
何の話を進めてるのかさっぱりわからない!
まるでサンスクリット語。誤って「詳細 プラジュニャーパーラミターフリダヤ3.0入門ノート」を購入しました。タイトルは「入門ノート」だけど、なんだか、とっくに入門した人たちが知識を確認するための本みたいに感じられます。これは、学問の「参考書」も基礎がわからないとまるで参考にならないということに似ているかもしれません。

途方に暮れて羅生門の前をトボトボと歩いていると、野中文雄という人の講座が開かれていました。
文雄さんの名は、Flashでわからないことがある時、途方に暮れながら羅生門の前に行くとよく見かけます。羅生門じゃなくてインターネットでもいいです。

「ActionScript3.0で始めるオブジェクト指向スクリプティング」
http://gihyo.jp/dev/serial/01/as3

というのがその講座で、怖いタイトルですが初級者を対象としたわかりやすい内容なのです。
「シャーリプトラよ。同じ値を何度も利用するなら変数を使うのだ」
「シャーリプトラよ。一度定義しておいた関数は、いつでも何度でも呼び出せるのだ」
と摂理を説きながら、変数も関数もわからないシャーリプトラが実際にスクリプトを書くことで、体感的にそれを知ることができるよう導いています。最新の第8回までが一区切りで、アナログ時計のアニメーションができあがります。

これが私の作ったやつです。
この講座を読んでから先の入門ノートを改めて開いてみると…おおっ、幾分、いくぶん。

| インターネッツ | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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